育休を2年取って後悔しないために知っておきたいデメリット5選

育休前

せいやパパです!

育児のためにできるだけ長く育休を取りたい人も居るでしょう。
育休は基本的に1年しか取れませんが、ある方法で2年まで取ることができます。

しかし、2年の育休にはメリットがある一方でデメリットもあります。
デメリットを理解しないまま2年の育休を取ると後悔するかもしれません。

後悔しないためにしっかりデメリットを理解しておきましょう!

①育休を2年取る方法
②育休を2年取るデメリット5選

この記事を読めばこれが分かる!

育休を2年取る方法

育休を2年取る方法

2017年10月から最長で2歳まで育休を延長ができるようになりました。
次のどちらかに当てはまれば育休の延長が可能です。

  1. 認可保育園に申し込んだが入園が決まっていない
  2. 子どもを育てる予定だった人が死亡やけが・病気、離婚によって育児をすることが難しくなった

2は想定していないと思うので、1について解説します。

育休は基本的に1年までですが、保育園に入れなかった場合は最長2年まで延長が可能です。

ただし、最初から保育園に申し込んでいない場合・保育園に受かったのに辞退した場合・認可外保育園しか申し込んでいない場合は該当しないので注意が必要です。

そのため、育休を2年取るためには認可保育園に申し込んでわざと落ちるようにする必要があります。

保育園に落ちる方法

保育園に申し込むときに入園希望の保育園を書きますが、空きのない保育園だけに申し込むことでわざと落選することができます。

しかしこの場合、運よく入園できてしまったらそのまま入園する必要があります。
入園が決まったのに辞退した場合は育休を延長することができません。

ただ、自治体によっては育休延長のための特例措置を行っていることがあります。
この場合、申し込んだ保育園に空きがあるかどうかに関わらず落選と同じように扱ってくれます。

特例措置を行っているかは自治体によって違うので、お住まい市区町村の役所に確認してみましょう。

育休延長の手続き

保育園に落選すると役所から落選の通知書が来ます。
この通知書を会社に提出し、会社が申請を行うと育休の延長ができます。

ただし、この申請は育休の終了予定日の2週間前までに行う必要があります。
期限を過ぎてしまうと保育園に落選しても育休が延長できないので注意しましょう。

育休を2年取るデメリット5選

育休を2年取るデメリット

育休を2年取れば子どもと過ごせる時間が長くなるなどのメリットもありますが、デメリットも少なくありません。

具体的には以下の5つのデメリットがあります。

  1. 保育園に入るのが難しくなる
  2. 収入が減る
  3. 仕事のブランクが長くなる
  4. 職場と揉める可能性がある
  5. 上の子の保育園をずっと利用できない場合がある

1つずつ詳しく確認していきましょう。

1.保育園に入るのが難しくなる

僕の住んでいる自治体では0歳クラスの倍率は1倍~5倍くらいですが、1歳クラスの倍率は5倍~30倍とかなり高めです。
※2歳になった時に入るのは1歳クラス

保育園の倍率は少し複雑で1倍を超えていても入園できますが、5倍~30倍となると入園できない可能性が高くなります。

倍率が高くても募集があればいい方で、そもそも募集がないこともあります。

仮に入園できても第一希望の園に入園できるとは限りません。
せっかく入園できても送り迎えに自転車で30分とかだとかなり厳しいですよね。

運良く希望通り入園出来ればいいですが、運任せになってしまうためかなりリスクのある選択です。

2.収入が減る

育休中は給料が出ない代わりに給付金がもらえます。

しかし、育休2年目の金額は月収の50%になります。
育休前の月収が30万だと給付金は15万ですね。

月収30万だと手取りは25万になるので、月10万くらい収入が減ってしまう計算です。
1年で120万くらい収入が減ってしまうので厳しいですよね。

さらに注意が必要なのがボーナスです。

会社のルールにもよりますが、2年育休を取るとボーナスも丸2年分無くなる会社が多いです。
1回が給料2か月分だとすると、夏・冬×2年で給料8か月分も収入が減ってしまいますね。

ボーナスの支給条件は育休前に必ず会社に確認しておきましょう。

また、育休中にもらえる育児休業給付金はもらえる条件が少し複雑で、出勤日数が数日足りずにもらえなかった…なんてこともあり得ます。

具体的には以下の当てはまる人は注意が必要です。

  1. 今の会社で1年未満しか働いていない人
  2. 従業員が数人の小さな会社で働いている人
  3. パートで出勤日数が少ない人
  4. 第3子以降の育休を取る人

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

3.仕事のブランクが長くなる

仕事を離れていると感覚が鈍って、どうしても能力が下がってします。

器用な人であればすぐに感覚を取り戻してバリバリ働くこともできるかもしれませんが、ほとんどの人は感覚を取り戻すまでかなり苦労することになるでしょう。

また、2年も職場を離れると仕事のルールや周りのメンバーなどが変わってしまうこともあります。
慣れ親しんだルールやメンバーが変わった中で仕事をするのは、かなりストレスですよね。

育児と仕事の両立でただでさえ大変なのに、2年のブランクがあって更に周りの状況まで変わってしまうと負担はかなり大きくなることを覚悟しておきましょう。

育休を取りながら少しだけ働く半育休という働き方もあります。
制約も多く少し難しい方法ですが、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

4.職場と揉める可能性がある

育休を理由に不当な扱いをすることは法律で禁止されています。

しかし、育休から戻ってくると思っていたのに延長したとなると職場の人にその分のしわ寄せがいく可能性は充分あります。

ルール違反をしているわけではないとはいえ、育休を快く思わない人も居るというのは理解しておいた方が良いでしょう。

5.上の子の保育園をずっと利用できない場合がある

育休中も上の子を保育園に預けられますが、自治体によっては、1年間しか利用できないなど制限がある場合があります。

「育休中なら退園になっても自宅で面倒を見ればいい」と考える人もいるかもしれませんが、育休中も可能な限り保育園の利用をおすすめします。

育休中の保育園利用をおすすめする理由はこちらの記事をご覧ください。

また、上の子が退園してしまうと復職するときに上の子も下の子も保育園を探す必要があります。
特に1歳~3歳の入園は非常に競争率が高いので、退園してしまうと再入園はかなり難しいでしょう。

さらに保育園が決まらず退職になった場合は、失業保険をもらえない可能性があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

育休中の保育園の利用条件は市区町村よって違うため、事前にしっかり確認しておきましょう。

育休を2年取ると後悔する?

育休を2年取ると後悔する?

ルールに違反しなければ育休をどれだけとっても個人の自由です。
しかし今の日本は長期の育休を取る環境が整っているとは言いづらい状況です。

2年の育休はデメリットも少なくありません。
デメリットを理解しないまま2年の育休を取ると「こんなはずじゃなかった!」と後悔する可能性があります。

仕事と育児の両立が不安な場合、育休中にしっかり復職後の準備をしておけば1年の育休でもなんとかなるかもしれません。

復職に向けて育休中にやっておきたいことはこちらの記事をご覧ください。

今回はデメリットを中心にお伝えしましたが、もちろんメリットもあります。

うちの子は1歳になる少し前に保育園に入れましたが、熱を出して1週間近く保育園を休んだことは1度や2度ではありません。

休みやすい職場だったのでなんとかやれていましたが、仕事が休みづらい人にとっては2年の育休を取るメリットも多いでしょう。

大事なのはメリットとデメリットをしっかり検討して比較することです。

また、育休が終わってからも育児は続きます。
今の会社では育児と仕事の両立が難しく、転職を考えている人もいるかもしれません。

しかし、育休明けの転職は注意が必要です。
育休明けの転職の注意点はこちらの記事をご覧ください。

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