育休中の保育園はずるい?ずるくない理由と保育園を利用すべき理由

育休中

せいやパパです!

1人目の育児にも慣れてきて、そろそろ2人目を考えている人もいるでしょう。
でも、1人の育児でも大変なのに2人の育児なんてできるのか不安に感じますよね。

そんな中で「下の子の育休中も上の子を保育園に預けたい」と思う人もいるかと思います。

しかし、育休中に保育園に預けることに後ろめたさを感じたり、周りから「ずるい」と言われた人も居るのではないでしょうか。

最初にはっきりと言いますが、
育休中の保育園利用はずるいことではありません。

今回はその理由をお伝えしていきます。

①育休中の保育園利用がずるくない理由
②育休中も保育園を利用すべき理由
③育休中に保育園に預けるのがずるいと言われる理由
④育休中に保育園を利用するときの注意点

この記事を読めばこれが分かる!

この記事を読んで、育休中も心置きなく保育園を利用しましょう!

育休中の保育園利用がずるくない理由

育休中の保育園利用がずるくない理由

結論から言うと、育休中の保育園利用は国も認めているからです。

2015年に施行された子ども・子育て支援新制度にも、保育園の利用条件の1つに【育児休業取得中に、既に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること】と書かれています。

国のお墨付きなので堂々と保育園を利用しましょう。

ただし、保育園利用の最終的な決定権は市区町村に任されています。
待機児童が多い地域では育休中は退園になるケースもあるので注意が必要です。

心配な場合は市区町村に事前に確認しておきましょう。

育休中も保育園を利用すべき理由

育休中も保育園を利用すべき理由

育休中はむしろ積極的に保育園を活用すべきだと思っています。
その理由は以下の5つです。

  1. 退園したら復職できない可能性がある
  2. 育児ノイローゼにならないため
  3. 保育園でしかできない経験もある
  4. 待機児童問題の真の解決のため
  5. 自分の時間を確保するため

1つずつ詳しく解説していきます。

①退園したら復職できない可能性がある

退園させてしまったら、仕事に復帰するときにまた保育園を探さないといけませんよね。
年齢によっては倍率が非常に高く入園は狭き門となります。

入園できる保証はありませんし、年度途中だとそもそも募集すらないこともあります。
なんとか入園できても、家から遠い園になったり別々の園になってしまうと送り迎えも大変です。

せっかく保育園に入園できたのに、負担が大きすぎて仕事を続けるのが難しくなるかもしれません。
それはあなたにとっても社会にとっても良いことではありません。

②育児ノイローゼにならないため

育児も立派な仕事です。

特に0歳の育児は睡眠もろくに取れないこともあり得ます。
そんな中で上の子の面倒も見ていると、育児ノイローゼになってしまう人も少なくありません。

子どもと一緒に過ごす時間は確かに大事ですが、ノイローゼになった状態で一緒に過ごして良い結果になるでしょうか?

保育園に使って適度に休息を取ることで上の子とも全力で接することができます。
子どもにとって何より大事なのはパパやママが笑顔でいることです。

保育園は保育のプロ集団です。
困ったときは遠慮なくプロに頼りましょう。

③保育園でしかできない経験もある

保育園では他の子や先生と接したり、様々な遊びが出来たり、家ではできないような体験をする機会がたくさんあります。

また、下の子で手いっぱいで上の子の相手がろくにできないと、上の子も退屈してしまいますよね。
もちろん、自宅で面倒を見る体制が十分に整っているなら無理に保育園に預ける必要はありません。

しかし、自宅で面倒を見る自信がないのであれば、保育園で思いっきり遊んだほうが上の子にとっても良い場合があります。

④待機児童問題の真の解決のため

「待機児童問題で働けずに困っている人がいる中、自分は育休中なのに預けるのは申し訳ない」と感じる人もいるでしょう。

確かに自分の子を退園させて他の人が入園できれば、その人は助かるかもしれません。
でも、あなたが復職する時に再び入園できる保証はありません。

待機児童が問題になっている地域で2人も保育園に入れるのはかなり難しいでしょう。
そうなれば、あなたの子どもが新たな待機児童になってしまうだけです。(しかも2人)

更に、復職を諦めた場合は待機児童として扱われないため、表面上は待機児童が減ったことになります。

しかし、これはなんの解決にもなっていませんよね。

待機児童問題は国は本気を出して解説しないといけない問題です。
あなたの家族が犠牲になれば済む問題ではありません。

⑤自分の時間の確保するため

「親は自分を犠牲にしてでも子どもに尽くすべき」とか「育休中は育児だけやれ!」と言う人も居ますが、僕はその意見には反対です。

親も自分の趣味や自己研鑽の時間を作ることで心にゆとりができて、より深く子どもと関わることができます。

特にこれからは育児と仕事の両立が当たり前の時代。
育休中から復職後のことが不安な人も居るのではないでしょうか。

そういう人は資格の取得や読書でスキルアップを図ってみてもいいでしょう。

ただし、仕事に関係のない資格をやみくもに取るのはおすすめできません。
育休中に取得する資格の選び方はこちらの記事をご覧ください。

また、育休をとって仕事を離れることで、仕事を見直す機会にもなります。

子どもが生まれ、今の仕事のままでいいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
中には転職を考えている人もいるでしょう。

しかし、育休明けの転職にはいくつか注意点があります。
家庭を持っている状態の転職で失敗するのは絶対に避けたいですよね。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

育休中に保育園に預けるのがずるいと言われる理由

育休中に保育園に預けるのがずるいと言われる理由

ここまで育休中の保育園利用がずるくない理由をお伝えしてきました。
では、なぜ「ずるい」と言われるのでしょうか?

ずるいと言われる理由と、それに対する反論を解説していきます。

専業主婦は2人とも育児をしないといけない

専業主婦は基本的に保育園に預けられないため、上の子も下の子も自分で面倒を見ないといけません。
更に育休中は給付金がもらえますが、専業主婦はそれももらえません。

「保育園に預けた上にお金までもらえるなんてずるい!」ということのようです。
しかし、これは本当にずるいのでしょうか?

育休中の保育園利用は国も認めている正しい方法です。
「ずるい」とは「人をだしぬいて自分が得をする正しくないやり方」という意味です。
国に認められた正しい方法なのに、正しくないやり方というのはおかしいですよね。

「自分より優遇されているからずるい!」というのはただの嫉妬でしかありません。

もちろん、専業主婦の大変さはもっと理解されるべきです。
しかし、だからといって育休中の保育園利用がずるいわけではありません。

国が正式に認めている方法なのですから、育休中も安心して保育園を利用しましょう。

市区町村によっては育休中は保育園に預けられない

育休中の保育園利用は国で認められていますが、最終的な判断は市区町村に任されています。
そのため、待機児童が多い市区町村では育休中は保育園を利用できないところもあるようです。

自治体によって預けられるところと預けられないところがあるのは確かに不公平ですよね。
しかし、それはあなたのせいではありません。

先ほども書きましたが「ずるい」とは正しくないやり方をすることです。
育休中も預けられるところでルール通り活用するのは何もずるくありません。

育休中の保育園利用は国が認めているのですから、保育園の利用を認めない市区町村に対して文句を言うべきです。
それを「育休中に預ける人はずるい!」と言うのは八つ当たりでしかありません。

保育園に入りたいのに入れない人がいることはすぐにでも改善されるべきです。
しかし、それはルールや環境を整備する市区町村の問題であって、ルール通り使っている人をずるいと批判するのは筋違いです。

育休中に保育園を利用するときの注意点

育休中に保育園を利用するときの注意点

育休中も保育園を利用可能な市区町村であれば、心置きなく育休中も保育園に預けましょう。

ただし、1点だけ保育園の利用を検討してほしいケースがあります。
それは上の子が保育園に行くのを嫌がった場合です。

下の子が生まれパパやママにかまってもらえる時間が減ると、上の子はストレスを感じてしまいます。
「パパやママともっと一緒に居たい!」という気持ちから保育園に行くのを嫌がることもあるかもしれません。

その場合はしっかりと言葉で愛情を伝えてあげたり、上の子だけとふれ合う時間を作るなど可能な限り配慮してあげましょう。

それでも保育園に行くのを嫌がる場合は登園する頻度を減らしたり、退園ではなく休園を検討してみるのもいいでしょう。

いずれにしても保育園も市区町村もあなたの敵ではありません。
悩んだときは一人で抱え込まずに迷わず相談してみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました