男性育休にはデメリットもある!デメリット5選とメリット3選

育休前

せいやパパです!

男性育休を取ろうか悩んでいるけど、男性育休を取った人の体験談を聞く機会が無くて困っていませんか?

育休を取得する男性が増えてきているとはいえ、まだ全体の1割程度。
周りに男性育休を取った経験がある人はなかなか居ないのではないでしょうか。

僕は男性育休を取ってよかったと思っていますが、男性育休にはデメリットもあります。
デメリットを知っておかないと「こんなはずじゃなかった!」と後悔してしまうかもしれません。

実際に男性育休を取得した筆者のリアルな意見をお伝えします!

①男性育休のデメリット5選
②男性育休のメリット3選
③男性育休は取った方がいい?

この記事を読めばこれが分かる!

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男性育休のデメリット5選

男性育休のデメリット5選

男性育休のデメリットは以下の5つです。

  1. 収入が減る
  2. 仕事のブランクができる
  3. 出世に影響する可能性がある
  4. 周囲の理解を得られないことがある
  5. 育休退園の可能性がある

一つずつ詳しく見ていきましょう。

①収入が減る

育休中は基本的に給料がもらえません。
国から育児休業給付金がもらえますが、金額は給料より下がってしまいます。

どれくらい収入が減るかは、育休の期間や給料によって変わるため一概には言えません。
特に賞与(ボーナス)は会社によってルールが違うので、必ず就労規則を確認しておきましょう。

ちなみに僕の場合は1年の育休を取りました。
育休前の収入が額面450万・手取り370万くらいで育休中にもらったお金は約250万でした。

手取りで考えると120万ぐらい減っています。

また、育児休業給付金は早くても育休開始から3か月後ぐらいにしか入金されません。
出産には何かとお金がかかることもあり、一時的に貯金が100万近く減りました。

貯金が数十万の状態で長期の育休を取ると、生活が破綻する危険性もあるので気を付けましょう。
育休中にもらえるお金についてはこちらの記事もご覧ください。

また、育休中にもらえる育児休業給付金はもらえる条件が少し複雑で、出勤日数が数日足りずにもらえなかった…なんてこともあり得ます。

具体的には以下の当てはまる人は注意が必要です。

  1. 今の会社で1年未満しか働いていない人
  2. 従業員が数人の小さな会社で働いている人
  3. パートで出勤日数が少ない人
  4. 第3子以降の育休を取る人

ただでさえ収入が減るのに、給付金ももらえなかったら大ダメージですよね。
こちらの記事で解説しているので、条件を満たしているか確認しておきましょう。

また、「収入が減る分を副業で補おう」と考えている方もいるかもしれませんが、育児をしながら副業をするのはかなり難しくおすすめしません。

副業が軌道に乗るのは早くても数か月~1年くらいはかかるので、育休中に稼ぐどころか初期費用も回収できずマイナスになってしまう危険性すらあります。

「それでもどうしても副業がしたい!」という方はこちらの記事をご覧ください。

②仕事のブランクができる

当然ですが、育休中は仕事が休みなのでその間はブランクになります。

育休の期間は人それぞれですが、少なくとも1か月・できれば3か月は取るのが理想だと思います。
1か月以上も仕事を休んだ経験がある人はほとんどいないのではないでしょうか。

1か月程度なら案外すぐに感覚を取り戻せますが、長期の育休だと復帰が不安ですよね。
また、復帰後は仕事と育児を両立していかないといけないのでさらに負担が大きくなります。

育休中のブランクが不安な方は資格の取得を検討してもいいでしょう。
ただし、やみくもに資格を取ることはおすすめしません。

育休中の取る資格の選び方はこちらの記事をご覧ください。

とはいえ育休中は育児が最優先。
育児がおろそかになることの無いよう気を付けましょう。

③出世に影響する可能性がある

残念ながら男性の育休取得はまだ一般的ではありません。
育休を取ろうとした男性の4人に1人は会社から嫌がらせを受けたというデータもあります。

もちろん、育休を理由に不当な扱いをするのは法律で禁止されています。

しかし、出世や異動は理由が必ず公開されるわけではないので、不当な扱いを受けていないかの証明がすごく難しいですよね。
また、育休によるブランクで仕事の成果が下がった場合に評価を下げるのは違法ではありません。

④周囲の理解を得られないことがある

育休であなたが抜ければ、その分の仕事は誰かが負担しないといけません。
負担がかかりすぎないようにするのが経営者の仕事ですが、人も補充されないまま周りの負担だけ増えてしまうこともあります。

そうなれば、同僚から嫌な顔をされてしまう可能性もあります。
また、職場だけではなく、家族や友人からの理解を得られないこともあります。

⑤育休退園の可能性がある

これはすでに上の子を保育園に預けていて、下の子の育休を取る場合です。

国の方針では「育休中に上の子を保育園に預けてもいい」となっていますが、最終的に保育園に預けられるかの判断をするのは市区町村などの自治体です。

僕の住んでいる地域では育休中も保育園に預けられましたが、待機児童が多い地域では退園させられることもあるようです。

育休中も保育園に預けられるかは必ず事前に確認しておきましょう。
育休中の保育園利用については、こちらの記事もご覧ください。

男性育休のメリット3選

男性育休のメリット3選

デメリットをお伝えしてきましたが、男性の育休取得にはもちろんメリットもあります!
具体的には以下の3つです。

  1. 育児に専念できる
  2. 仕事を見つめ直す機会になる
  3. 人間らしい生活ができる

男性育休を検討しているあなたはすでにメリットを理解しているかもしれませんが、実際に育休を取った僕の目線で感じたメリットをお伝えしていきます!

①育児に専念できる

はっきり言って育児は大変です。

いくらネットや育児書で事前に調べても育児は分からないことの連続。
昨日はうまくいったのに今日はうまくいかないことも珍しくありません。

そんな中で仕事と育児・家事を両立していくのはかなりストレスです。
子どもがなかなか寝てくれずに寝不足、そのせいで仕事も捗らず残業続き、育児も思ったようにできないなんて悪循環にもなりかねません。

ママに育児を任せればパパは仕事に専念できるかもしれませんが、24時間365日対応しないといけない育児を1人でやるのは不可能です。

子どもが寝てる間は休めると思うかもしれませんが、抱っこしていないと寝なかったり、寝かしつけに1時間以上かかった上にすぐ目を覚ますこともあります。

果たしてそんな状態で休めるでしょうか。
しかもそこに家事まで加わると休む時間なんてありません。

パパも育休を取って2人で協力して育児をしていくことは、夫婦にとってとても価値のあることです。

②仕事を見つめ直す機会になる

ずっと仕事をしていると、「自分がいないと仕事が回らない」とか「自分にはこの仕事しかできない」と考えてしまいがちです。

しかし、仕事を離れると自分が居なくても仕事が回ることが分かりますし、自分のやりたいことを考える時間も持てます。

今の仕事と育児の両立は難しいと思い、転職を考えている人もいるかもしれません。
転職活動も育休中なら夫婦で話し合いながらじっくり決めることができます。

もちろん転職にはリスクがあるので無闇に転職するのはおすすめしませんが、とりあえず応募や面接をしてみるだけならリスクは大きくありません。

希望の会社から内定をもらえたときに改め転職するかどうかを検討してもいいでしょう。
実際に転職するかどうか分からなくても転職エージェントと話してみるだけでも価値があります。

③人間らしい生活ができる

育児をしながら仕事をしていると、育児と仕事だけで一日が終わってしまいます。
友達とご飯に行ったり趣味に時間を使ったりすることはなかなかできません。

育休中に遊びに行くことに否定的な人も居ますが、育児をしっかりした上で遊びに行くのであれば何も問題ありません。

親になったからといって子どものためにすべてを犠牲にするのではなく、自分の時間を作るためにも育休を検討してみましょう。

男性育休は取った方がいい?

男性育休は取った方がいい?

男性育休を取った方がいいかは、残念ながら明確な答えはありません。
育児のことだけを考えるなら取った方がいいですが、デメリットも無視できませんよね。

育休を取った方がいいと言うのは簡単ですが、あなたが不利益を被っても僕は責任を持てません。

令和4年10月から産後パパ育休の導入が始まるなど、男性の育休取得を推奨する流れになってきていますが、気軽に男性育休が取れる世の中になったとはまだ言えない状況です。

そこで一番大事なのは家族で話し合って決めることです。
メリットもデメリットも存在するのでどこまでデメリットを許容できるかが問題です。

家族で話し合った結果、男性育休を取らないのも立派な決断です。
どんな選択をしても後悔の無いよう、家族でしっかり話し合い納得のいく選択をしましょう。

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