せいやパパです!
男性の育休取得率が少しずつ上がってきていますね。
そこで夫婦で同時に育休を取れるのか気になっていませんか?
結論から言うと、夫婦で同時に育休を取得することは可能です!
また同時に取るだけではなく、育休を分割して取ったり、原則1歳の誕生日までしか取れない育休を延長することも可能です。
今回は夫婦の育休取得について解説していきます!
②夫婦の育休取得パターン
③育休を延長する方法
④夫婦同時に育休を取るときの注意点
育休を夫婦同時に取れる理由
育休を1人ずつしか取れないという制約は存在しないため夫婦同時に取得可能です。
ちなみに我が家も夫婦で育休を取りました。
というか1人ずつしか取れないというルールは過去にも存在したことはないので、同時に取れないと思っている人が居る理由が分かりませんでした。
昔は「父親は仕事、母親は育児」という考え方が当たり前だったので、そういった思い込みから誤解が生まれたのかもしれません。
ちなみに正社員はもちろん、パートや派遣であっても条件を満たせば育休を取ることができます。
育休を取れる条件はこちらの記事をご覧ください。
夫婦の育休取得パターン
男性の育休取得が増えてきているとはいえ全体の1割程度。
しかも、育休を取得した男性の半数は5日未満しか育休を取っていないそうです。
「育休は女性が取るもの」という考えの人がまだまだ多く、長期の男性育休を取ることに抵抗あったり、職場から長期の育休を反対される人も多いのでしょう。
中には職場と戦って長期の育休を取った人も居ますが、みんなが同じようにできるわけではありません。
そこで長期の育休を取るのが難しい人のために、男性の育休は分割して取ることができます。
以前から育休は2回に分割して育休を取ることができますが、令和4年10月から始まった産後パパ育休も2回に分割して取得が可能なので、最大で4回に分割して育休を取ることができます。
ただし、可能であれば生後3か月ぐらいまでまとめて育休を取ることもおすすめします。
育休を延長する方法
パパ・ママが同時に育休を取るのを支援する制度もあります。
それがパパ・ママ育休プラスです。
簡単に言うと、パパとママが育休をずらして取ることで育休の期間が伸びたり給付金の金額が増える制度です。
パパ・ママ育休プラスが使える条件
パパ・ママ育休プラスを利用するには以下の条件を満たす必要があります。
また、パパ・ママ育休プラスは条件を満たせば自動的に取れるわけではなく、申請が必要なので忘れないようにしましょう。
育休を延長できる条件
育休は原則的に子どもが1歳になる誕生日の前日までしか取れません。
しかし、パパ・ママが育休の期間はずらせば子どもが1歳2か月になるまで育休を取ることができます。
「ずらす」と言っても完全にバトンタッチにする必要はなく、育休の開始日がずれていれば2人同時に育休を取っている期間があっても問題ありません。
また、パパ・ママそれぞれが取れる期間は最大1年であることは変わりません。(ママは産後休業+育休で最大1年)
ママが産休からそのまま育休に入り、パパも同じタイミングで育休に入った場合は1歳になるまでしか取れないので注意が必要です。
また、パパ・ママ育休プラスとは別に最大2年まで育休を延長する方法もあります。
育休の延長にはデメリットもあるので強くおすすめはしませんが、育休を長く取りたい場合は検討してもいいでしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
もらえる給付金の金額
育休中は会社から給料はもらえません。
でも、育児でお金もかかるのに収入が無くなるのは困りますよね。
そこで国から育児休業給付金というお金がもらえます。
ただしこの給付金は育休前の給料と同じ金額がもらえるわけではありません。
さらに育休の期間によってもらえる金額が変わってきます。
ざっくり言うと、最初の半年間は給料の67%、半年以降は給料の50%がもらえます。
もらえる金額の詳細や給付金をもらえる条件はこちらの記事もご覧ください。
子育てはいろいろとお金がかかるので、収入の減少は少しでも抑えたいですよね。
そこでママが半年育休を取った後、バトンタッチでパパが半年育休を取ることで67%の給付金をもらい続けることができます。
ただし、ママとパパの収入の差が大きい場合、収入が少ないほうが1年の育休を取ったほうが収入の減少を抑えられることもあります。
パパ・ママ育休プラスについては厚生労働省の分かりやすい資料もあるので、そちらも確認しておきましょう。
「収入が減っても夫婦同時に育休を取る」という選択ももちろんありですが、収入も大事なのでしっかり理解した上で検討するようにしましょう。
さらに育児休業給付金はもらえる条件が少し複雑なので、勘違いで勤務日数が数日足りず1円ももらえなかった…という人も居ます。
具体的には以下に当てはまる人は注意が必要です。
育休でただでさえ収入が減るのに、育児休業給付金ももらえないとなると大ダメージですよね。
こちらの記事で解説していますので、自分が条件を満たしているかしっかり確認しておきましょう。
夫婦同時に育休を取るときの注意点
夫婦で育休を取る場合は以下の2点に注意しましょう。
①育休中の収入の減少
夫婦で同時に育休を取る場合、夫婦ともに収入が減るので注意が必要です。
「収入が減るから育休中は節約しよう」と思っても、育児は何かとお金がかかります。
場合によっては育休前よりお金がかかることもあるので、余裕を持った計画を立てましょう。
「育休中に副業をして収入減を補おう」と考えている人もいるかもしれませんが、育休中は時間を作るのが難しいので副業はおすすめしません。
また、副業が軌道に乗って利益が出るようになるには時間がかかります。
最初の1年間は赤字なんてことも珍しくありません。
副業の収入をあてにするのは非常に危険なのでやめましょう。
②上の子の保育園の継続
上の子を保育園に入れていて、下の子の育休を取る場合も注意が必要です。
国のガイドラインでは育休中も保育園の利用は可能ですが、最終的な判断は自治体に任されています。
そのため、自治体によっては育休中は退園になるケースがあります。
また、パパ・ママ同時に育休を取る場合のみ退園になるところもあるようです。
詳しいルールは自治体によって違うので、必ず事前に確認しておきましょう。
「育休中は家で面倒を見られるから退園になっても問題ないんじゃないの?」と思う人も居るかもしれませんが、個人的には育休中も保育園を利用することをおすすめします。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
夫婦同時に育休を取ったほうがいい?
夫婦同時に育休を取得するべきかは明確な答えはありません。
育児のことだけを考えれば夫婦同時に育休を取ったほうがいいでしょう。
特に2人目以降の場合は1人で育児をするのはほぼ不可能です。
仕事をしながらでも育児はできますが、やはり夫婦で育休を取ったほうが育児に専念できます。
我が家も2人目が生まれたときは夫婦で育休を取らなかったら乗り越えられなかったと思います。
とはいえ男性の育休取得はまだまだ一般的ではありません。
特に長期の男性育休はレアケースと言えるでしょう。
男性育休にはメリットもある一方でデメリットもあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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